[DIY]レンガのBBQコンロの作り方


自作コンロでBBQ!
ダッチオーブンもOK!

大人数を我が家に呼んで庭でバーベキュー。私が一軒家を建てて、一番やりたかったことでした。

最初のうちは、市販されているBBQコンロでやっていたのですがやった後の撤去が案外めんどくさい。
一番めんどくさいのが、コンロに水をかけた後の乾燥でした。
「焼きおにぎり」なんてBBQの締めには最適なのですが、作る際の醤油が下に落ちまくってしまうので
どうしてもコンロを洗いたくなってしまいます。
しかし、乾くのに時間がかかるのでどうしても次の日に撤去をすることになってしまっていました。

そこで、備えつけにしておけば撤去が楽なのでは?なんて思ったのが作成した動機です。




でも、構想から着手には半年以上が経過することになります。
躊躇した大きな理由は、↓でした。
  • 「モルタル」をつくることの難しさ
  • 必要機材(トロ舟)のその後の使い道の無さ
  • 水平器や水糸を使って水平をとる等の手間
  • 失敗した後の廃棄

私はど素人ですので、「失敗」した場合のリスクが大きいことが一番の壁でした。
でも結果的には、そこまで深く考える必要が無く、案外うまくいったというのが正直なところです。

1. モルタルは「インスタントモルタル」を利用する


実は、モルタルをつくるために予め調合がされている「インスタントモルタル」なるものが売られています。
これを使うと、水を入れて混ぜるだけですぐに利用が可能です。水は、小さい子ども用バケツ等で少しずつ足しながら行うと良い感じです。
感覚的には粒子が見えなくなるぐらいまで水を入れるといいかなと思います。(素人の発言ですいません。)

コスト面でいうと、自前で調合するよりも高めとなりますので、モルタルを大量に利用する場合は不向きかもしれません。
今回の場合は3袋ほど利用しましたので、コストよりも利便性が勝ったと思います。

愛用のインスタントモルタル

インスタントモルタルの中身
子ども用バケツ(モルタルの水配合のときに利用)
水を入れて混ぜてみる



2. 必要機材は割り切る

トロ舟やレンガゴテ等は、レンガワーク以外に使い道が思いつきません。(^^;
ただ、BBQコンロで培ったレンガワーク技術が、花壇の作成等に転用できています。
今までだとレンガを並べるだけだったのですが、モルタルを使えるようになったことによりDIYの幅が広がったのは間違いないです。


愛用のトロ舟

愛用のハンマーとタガネ

愛用のレンガゴテ

ゴム手袋(手荒れ防止)


3. 水平器は使わない

最初はスマートフォンや、洗濯機を購入した際にたまたまついていた水平器(玉の部分だけ)を板の上に載せて計測を行っていたのですが、
そもそも私が採用したレンガが「ベルギーレンガ」で形がいびつだったこともあり、水平を図る意味があまりないという結論となりました。
もちろん、水平器できっちりと作ったほうがきれいにできたのでしょうが、自分の性格には合いませんでした(汗)
たた、感覚で作った割には(自分でいうのもなんですが)上出来だったと思います。

洗濯機を購入した時の水平器(笑)



4. 失敗を恐れない

レンガは、タガネ + ハンマーで目地部分(モルタル)を叩くと意外に綺麗にはがれます。そのため、仮に失敗しても後から補正をかけることが可能です。
それでもいきなりコンロは.. というのであれば、まずは花壇から試してみてはどうでしょうか?


タガネを入れてレンガをはがす

BBQコンロ製作から3年後にはがしてみた




<用意するもの>
 No.
用意するもの 
 単価(実勢価格)
 数量
 チェック欄
 1
砂利(20kg)
 230
8

 2
コンクリートブロック
 168
12
 3
レンガ(ベルギーレンガ・ベコニア)
 75
135
 4
フランス耐火レンガ 
 198
30
 5
インスタントモルタル (24kg)
 598
 4
 6
トロ舟
 2280
 1
 7
タガネ
 200
 1
 8
ハンマー
 2000
 1
 9
レンガごて
 700
 1
 10
目地コテ(4.5mm)
 230
 1
 11
スポンジ
 50
 1
 12
バケツ
 100
 1

<作成所要時間>
    1日5時間程度、週1,2日で3か月

<作成手順>

 1. コンロをつくる場所を決める 
  BBQコンロを作る場所は、近隣の視線が気にならず、迷惑にならない場所を選ぶ必要があります。BBQは夜にやることもあるため、話声が聞こえにくい場所がベターです。
 また、火災になったときのことも考慮して、水の確保ができる場所がいいと思います。

 場所が決まったらレンガを並べてみて、幅と奥行きを確定します。

 2. 基礎作り
 左の写真では次のことを行いました。

 1. 穴を掘る
 2. 砂利を敷き詰めて、足で踏み固める
 3. 砂利の上にモルタルを一面に塗る
 4. レンガとコンクリートブロックを、モルタルの上に載せる

 3を行う前に、一度レンガとコンクリートブロックを並べてみると雰囲気が判ります。

 3. 土台作り 外から見えない場所についてはコンクリートブロックを利用することでコスト削減を狙いました。大体レンガ3段(横置き)で、コンクリートブロックが隠れます。
 コンクリートブロックを積むことで、レンガの歪みをはかる水糸の役割も果たすという副次的なメリットもあります。(もちろん、水平器や水糸をちゃんと使えば不要です。)
 隙間は、砂利を流し込むことで塞ぐことが可能です。
 4. 土台完成
 土台を2倍ほど積んだところで土台が完成です。写真ではわかりにくいですが、ベルギーレンガの上部に耐火レンガを貼り、この上に炭が落ちても割れないようにしました。
4. 完成
 土台が完成した後、風よけをつくり完成です。完成後試用して判明したのですが、風の影響を受けるため火が付きにくいことがありました。写真よりももう少し高く積み上げるとさらにいい感じかもしれません。


<ポイント>
  • 耐火レンガの台は、あえて固定しませんでした。これにより、お客さんの数や、調理器具にあわせて自由に動かせることが可能です。
    • 写真↓は、左にダッチオーブン、右に焼き網をのせた時の例です。

  • サイズの小さいレンガをつくるコツをまとめました。http://naoyukit.blogspot.jp/2014/04/blog-post_28.html


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